今回は外壁塗装に関することでも、特に下地処理についての話をしたいと思います。
色々な方の話を聞くと、モルタルの壁にクラック(ひび割れ)が入っているのに意外に無頓着な人がいて結構驚かされることもあります。
その点、皆さんはどうでしょうか?
しっかりと下地処理を行う事でひび割れ対策も行えます
確かに、クラックが髪の毛程度の細さであれば、さほど心配することはありませんが、それなりの大きさであれば、そこから雨水が入り込んでしまいます。
現代の雨は酸性雨ですから、それがアルカリ性のモルタルの壁に浸み込んだら、一体どうなるでしょうか・・・。
ひび割れを放置しておくと家にダメージを与えてしまいます
カビや苔が生えてしまったり、酷い場合だと水分が壁にしみこんでしまい、シロアリが発生してしまったり。
大切な下地であるモルタルが中性化します。そして当然、脆くなります。だからこそ、クラック程度と甘く見ていてはいけないわけです。
けれども、外壁塗装を行う時にしっかりと下地処理を行ってくれる業者に依頼すると、こういったひび割れも埋められます。
耐久性の高い塗装はしっかりとした下地処理から
耐久性に富んだ、しっかりとした塗装を完成させるには、高品質な塗料を使えばそれで十分でしょうか?
ふっ素樹脂系の塗料は耐用年数も15年~20年と長期にわたっていますし、耐久性にも優れています。
それをメーカーが定めた正しい仕様に基づいてきちんと塗れば、汚れにも強い耐久性ある塗装が完成します・・・、となれば申し分はないのですが、実はそうなるとは限りません。
塗装の下地処理はとても大事な工程です
塗装に関する知識がない人は、塗料さえきちんと塗れていれば大丈夫と思うかもしれませんが、実は塗装作業にとっては、その前の下準備(下地調整といいます)がとても大切なのです。
もしそこで業者に手を抜かれてしまえば、いくら高額な塗料を使っても、最悪1年も持たずに塗膜が剥がれ落ちてしまいます。
下地調整の中でも重要なのが、高圧洗浄とケレン(英語のcleanが訛った業界用語で、古い塗膜やサビなどの除去を意味します)です。
モルタルの下地と塗料がピタッと密着してこそ、塗装は長持ちします。
下地処理が不十分だと、しっかりと塗料がくっつきません
しかし高圧洗浄やケレンが不十分だと、ホコリやカビなどが塗料とモルタルの間に入り込みますから、当然、塗料はモルタルと密着できないということになります。
それではどんな塗料を使ってみても、意味がないのは明らかです。
こういった様に、外壁塗装はしっかりとした地元で評価の高い業者さんに依頼をされる事をおすすめ致します。